この記事を読むのに必要な時間は【約 7 分】です。

相続した空き家を売却して老後資産にする方法相続した空き家の処理を長年、放置することによって発生する問題が全国的に増えているそうです。

空き家の処理はそう簡単にできるものでは無いので、多くの人が後回しにしてしまいがちであり、何もしないで空き家をそのまま放置していたが為に問題が大きくなってしまって、弁護士や不動産会社に相談に訪れるというケースが後を絶たないと言われています。

このような無用なトラブルが起きてしまうことの無いように、また相続した空き家の扱いに困っている人におすすめの対策として、不動産の一括査定によって有効活用する道筋を見つけるという方法があります。

例えば、ご両親が亡くなった時、実家を相続するという状況が多くなります。また、ご兄弟がいる場合、自宅を相続することになった時には色々な問題が発生するというケースも考えらえます。

さらに相続した家をそのまま放置していると、空き家問題という別のトラブルも発生する可能性が高くなり、いま現在、日本ではこの空き家問題が大きな社会現象になっているのです。

相続した実家の問題はだれにでも起きるものである為、兄弟や親せきとの間で、問題がこじれて大きくなる前に素早く対処することが大切です。ここでは、その空き家問題の解決方法を考えてみたいと思います。

相続した実家は売却して現金に変えてしまうおすすめの方法

実家を相続するという場合には、兄弟などでかなり大きな問題になることもあります。理由は色々とありますが、相続した後にかかっている物件の管理費や税金の支払いなどの経費が、大きな負担になる可能性があるからです。

不動産を相続した際のトラブルを未然に防ぐには、空き家売却するという方法があります。不動産を売却することには多くのメリットがありますが、その中でも相続問題という点に関しては、現金にして平等に分配するという方法を選択すれば、不公平が無く、一番不満の出にくい方法となっています。

家を分割して相続することは出来ませんが、現金にすれば、簡単に平等に分けることが可能です。空き家相続するよりも、現金に変えてそれを分配する方が、皆が納得する不満の出ない良い方法なのです。

相続空き家の売却では特別控除がある

相続した空き家売却するメリットとして「税金の特別控除が使える」というのも、おすすめする理由のひとつです。

通常の不動産売却で利益が出る場合は当然ですが、売却益に対して税金がかかります。しかし、相続した空き家売却した時に出る利益に関しては、「税金の特別控除が使える」のです。

例えば3,000万円までの売却益には税金は掛からず、3,000万円を超えた金額に対してのみ、税金が掛かるという仕組みになっています。

特別控除が適応されるには条件があるのですが、相続したまま空き家で所持し続けるよりも負担が少なくなることは間違いありません。

早めに売却したほうが売却金額は高くなる

相続した空き家売却する場合には、なるべく早く査定をした上で、売却手続きを進めることをおすすめします。その理由は簡単で、早く売却したほうが高く売れるからです。

単純に中古物件の売却を考えると、売却金額は築年数によって変わってきます。築年数が少ない物件ほど、査定額が高くなるのは、言うまでもありません。

また、一般的に中古物件としての価値が無くなるのは築25年を経過するくらいと言われており、それ以上の築年数の物件は古家(こいえ)と呼ばれて、査定価値が無くなってしまうようです。

古家となってしまうと、今度は古家付きの土地を販売するということになり、こうなると空き家売却はちょっと難しくなる傾向にあります。このことから、売却しやすいのはやはり、築年数の少ない物件ということが言えます。

空き家を所持することにはリスクがある

相続した家を売却することをおすすめする最大の理由は、空き家を所持し続けることによって、リスクが生じるためです。

相続した家に移住する場合には、それほど大きな問題にはなりませんが、単純に相続した不動産を放置したままにして、誰も住むことなく空き家にしておくことにはリスクが伴うので注意が必要です。

不動産を相続した場合には、所有することでどんなリスクが発生するのか、詳しく理解しておくことが大切です。
空き家を所有するにはリスクがある

自分の持ち家なのに勝手に取り壊されるリスク

空き家問題は日本全国で増加している中で、空き家を減らすための対策方法として、新しく「空家等対策の推進に関する特別措置法」が制定されたのは、記憶に新しいところです。

空き家を放置しておくことに対して、行政は対策を講じるようになっており、問題が大きくなるにしたがって年々厳しくなってきているようです。

まずは、問題が生じると注意や勧告など、行政から空き家の所有者に対して連絡がありますが、それでも空き家をそのままにして放置しておくと、最終的には勝手に解体されます。

その解体費用は当然、空き家の持ち主に請求されます。そして解体費用の支払いに応じなければ、土地を売却されてそこから支払われてしまうのです。

このケースは極端な例ですが、同じ売却することになるのであれば、早い時期に売却する方が、査定額が高くなる可能性があります。

一番気を付けなければならないのは、何も対策をすることなく、空き家にしたまま放置しておくことです。

工作物責任のリスク

建物を所持している場合、民法的に「工作物責任が課せられる」ということになり、この工作物責任というのは、建物に関する責任があるということです。

例えば、台風などで空き家の屋根や窓などが飛んで、それが通行人などに当たって怪我をした場合は、その責任が空き家の所持者にあるということです。

わざとではないと判断されても、責任が無くなるわけではなく、古い建物を所有していると、リスクは大きくなるので注意が必要です。

特に空き屋を放置している人の場合、遠くに住んでいることが多く、台風や洪水などの自然災害による影響があると予想されても、すぐに駆け付けることができないので、放置したままにされるケースが少なくありません。

全国で増えつつある空き家問題は、所有している人のリスクに対する責任感の少なさが要因になっていることが考えられます。

ご近所トラブルのリスク

空き家を放置して、掃除や見回りを怠っていると、扉や窓の破損したところや床下から、野良犬や野良猫が侵入して住み着いてしまうこともあります。そこで死んでしまうとその死臭が近隣住民とのトラブルになることも。

庭の草木の刈り込みをせずそのまま放置していると、景観を損なうだけでなく、そこにある樹木の伸び放題の枝葉が近隣住居の土地侵害をして、迷惑をかけてしまうなどトラブルの原因にもなります。

空き家の状態のままでは管理も難しく、それが近所の方とトラブルに発展するというリスクはかなり高くなることを理解しておく必要があります。

売却するなら家の価値を把握することが必要不可欠

不動産を相続したけれど、住む予定がないとか、場所が遠いので使い勝手が悪いとか、空き家になってしまう理由は様々です。

相続した不動産の利用方法を考えなければならないけれど、ついつい後回しになってしまって、何も行動を起こすことなく、そのまま放置しているというケースが良く見受けられます。

不動産を放置して空き家にしておくことで起きるリスクはすでに記述したところですが、そうは言っても重たい腰をすぐに上げる人は多くはないでしょう。

空き家になってしまっている理由は人それぞれであり、対策の方法もいろいろありますが、いずれにしてもまず最初にしておくべきことは、いまの不動産の価値をしっかり把握しておくことです。

売却するなら空き家の価値を把握
空き家売却するだけでなく、リーフォームや賃貸にする場合でも、まずは不動産会社に依頼して、いまの相場を確認しておくことが必要です。

空き家の不動産としての適正な価格を把握してはじめて、想定している処分方法を具体的に評価した上で、実際に行動を起こすべきかどうか、正しく判断できるようになります。

そこでおすすめなのは、一括して不動産の査定をしてくれる「不動産一括査定サイト」と呼ばれている無料で利用できるインターネット上のサービスです。

あわせて読んでおきたい記事


不動産の適正な価格といっても素人では分かるものではありません。自動車や家電製品のように価格があるものではなく、所有している不動産そのものだけでなく、周囲の環境にも左右されるものなので、なかなか分かり難いのが現実です。

誰でも簡単に利用できる「不動産一括査定サイト」なら、サイト上から空き家の住所や土地の広さ、建物の大きさなどの情報を入力するだけで、無料で複数の不動産会社に査定依頼をすることができます。

不動産会社にまとめて査定依頼をすることで、複数の査定データを入手できるので、高すぎる査定価格や低すぎる査定価格が分かり、適正な不動産の査定価値の相場を把握できるようになります。

具体的不動産一括査定サイトの例としては「HOME4U」「LIFULL HOME’S」「すまいValue」などがあり、そのサービスも無料で利用することができます。

空き家の対策を考えるため、次のステップに進むためには、まずは不動産一括査定サイトを活用して、相続した土地や建物の適正な価格を把握することからスタートすると良いでしょう。