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老後貯金いつから始めるの?
老後貯金をした方が良いとなんとなく分かっていても、定年まではまだ年数があるからと、ついつい先延ばししている人も多いことでしょう。

老後貯金は今すぐにでも始めるべきです!

老後貯金のチャンスを先送りすることで、二度と取り返すことのできない時間という貴重なものがあることを多くの人は気づいていません。

  • 老後までに残されている時間は残り少ない
  • 過ぎてしまった期間で失われる利益は想像以上に大きい

失ったものの価値を知れば、どんな人でもすぐに行動を起こすことでしょう。
老後貯金をした方が良いのか迷っている人は、いますぐ始めるべきです。

老後貯金は老後生活に必要不可欠なもの

老後は「給料ゼロ」になることを自覚する

誰だって、いつかは定年退職をする時がやってきて、給与収入はゼロになってしまいます。

現役のときは当たり前にもらっていたお給料は定年退職するとゼロになり、年金だけの収入になります。このことを十分に自覚して、自分の老後について生活設計を立てることが必要です。

楽しく安心した老後を手に入れるためには、老後の収支を想定して計画を立てることが重要になります。

老後生活の計画を立てる上で重要となるのは、収入の要となる年金の受給額は一体いくらになるかということを予想することです。

当てにしてはいけない日本の年金制度

肝心の年金制度は、崩壊してしまうのではないかと心配になる程の大きな問題を抱えています。

深刻な財政難に加えて、超高齢化社会へと変わりつつある日本において、年金財源の確保は困難を極めています。

老後生活を送るために十分な額の年金をもらうことは出来なくなる可能性は大いにあります。

年金だけでは生活できないのであれば、不足する分は自分でどうにかしなければならなくなります。

自分の老後の生活費を賄うためには、今から老後貯金を準備しておく必要があるのです。

年金制度の崩壊に備えるための老後貯金

信用できなくなってきた日本の年金制度

老後貯金は、先行き不安な年金制度に頼ることなく老後生活を送るために必要なものであり、老後の準備として優先順位の高いものです。

この先、年金はいくらもらえるのでしょうか。誰にとっても大きな問題ですが、新聞やテレビで取り上げられる年金の話題は、どれも暗いニュースばかりです。

年金記録データの誤記載や消失、国民から集めた保険金の無駄使いなど、信じられないような事件が発生したことも、記憶に新しいところです。

定年退職した後の老後生活をするために必要となる収入は、年金が頼りとなります。なので、年金をどれくらい受給できるかによって、自分の老後生活がどのようになるのかが左右されることになります。

にもかかわらず、ニュースに取り上げられた様な、ずさんな管理がされている年金制度を見ていると、誰だって心配になります。国が運営しているので大丈夫だから信用しろと言われても、とうてい無理な話です。

しかし、ここでいくら年金制度の文句を言っても仕方がありません。今やらなくてはならないのは、日本の年金制度がどのようになっているのか自分の目で見て、自分で判断することです。

日本の年金制度の評価は最下位レベル

広い世界の中には、国家による年金制度が無い国もあり、人生を終えるまで保障してくれる日本の年金制度はありがたいものですが、ほかの国の年金制度と比較すると、実はあまり優遇されているとは言い切れないのが現状なのです。

日本の年金制度は世界的に見ると最下位に近い」のページにある年金制度の世界ランキングを見てみると評価の順位は下から数えた方が早いのです。

金融関係の会社に勤めている人なら、他の国の年金制度についての情報を知っているかもしれませんが、たいていの人は知るはずもなく、この事実を知って落胆した人も多いのではないでしょうか。

年金制度のランキングを見てみると、北欧の国が上位にランクしているのが分かります。これらの国は、社会保障制度が整っており、手厚い年金制度によって、高齢者は老後のことをまったく心配することなく生活することができる仕組みがあるので、誰もが安心して暮らしていける環境があるのです。

一方、日本では低迷する経済状況の影響によって、国家予算はひっ迫しており、ここ数年の年金支給額は減額されています。

このままでは、この先、年金支給額がどうなるのか分かりません。年金に対する不安はますます大きくなるばかりです。

年金制度は破たんする可能性が高いと予想している専門家も少なくなく、本当に年金がもらえなくなってしまう可能性もゼロではありません。

これらのことを踏まえ、いま私たちが持たなければならないのは、年金が無くなってもいいという覚悟であり、最悪の事態を想定して、自分のために今から老後貯金の準備をすぐにでもはじめることです。

高齢者のリスク対策のための老後貯金

約20年間の老後生活を想定したリスク管理が必要

老後貯金などの準備をする上で、考慮しなければならないのは長生きすることのリスクの大きさです。

長生きすることは大変ありがたいことですが、生活費や病気の治療費などの経済的な負担も大きくなります。

定年退職すれば給与収入はゼロになるのに、治療費や介護費など高齢になることで必要となる費用はどんどん増えるので、年金だけでは老後生活は難しくなってきます。

厚生労働省発表による「2016年分の簡易生命表」によると、日本の平均寿命は男性が80.98歳で、女性は87.14歳となっています。

また参考として、あと何年生きられるかという平均余命と呼ばれる統計データ(2016年簡易生命表)によると、いま65歳の男性は19.55年、同じく女性では24.38年となっています。

このことから、例えば65歳で定年退職をすると仮定すれば、約20年間の老後生活を想定したリスク管理をしなければならないことになります。

最悪のシナリオは年金ゼロ、収入ゼロの場合

簡単に計算すると、夫婦2人の老後の生活費が月25万円として、20年間で必要となるのは、5,000万円(25万×20年)になります。

上の例で、もしも年金制度が破たんして年金支給がゼロになったら、どのようにして老後生活を送ればよいのか考えておかなければなりません。

もちろん極端な例であり、考えらえる最悪のシナリオですが、少なくとも老後生活のリスク管理をする上で、想定しておくべきケースでもあります。

年金制度は「信頼できるものであり、決して破綻することは無いので、老後貯金なんて準備していなくてもどうにか生きていけるさ!」という意見の人もいるようです。

しかし、生活保護に頼るとか子供や親せきに仕送りをしてもらうような状態には、決してなりたくはないという人は、老後貯金をしておく必要があるでしょう。

老後貯金を今すぐ始めるべき理由

後からでは取り戻すことの出来ない時間というメリット

老後貯金をした方が良いことは理解していただけたと思いますが、このページの冒頭で、過ぎてしまった期間で失われる利益は想像以上に大きいと記述しました。

その理由は、時間がお金を生むという仕組みがあるからです。

お金がお金を生む仕組みを利用することで、どんどんお金を増やせることができるようになります。この方法によれば、期間が長ければ長いほど、金額が大きくなります。

例えば、お金を銀行に預けると利子が付いてきます。元々のお金(元金)も付いた利子も両方とも使うことなく、そのまま貯金しておくと、元金と利子の合計額に対して、さらに利子が付きます。

これは何も特別なことでは無く、昔からあるごく普通の貯金の運用方法ですが、今あまり取り沙汰されることがないのは、金利があまりにも低いからです。

30年ほど前は郵便局の定期預金では、年7%の利子が付いていました。100万円の定期預金があると1年後には7万円の利子が付くので、合わせて107万円になります。

これをそのまま使わないで、貯金しておくと10年後には195万円になります。これをさらに10年間置いておくと(合わせて20年間)、なんと384万円にもなるのです。

  • 10年で100万円が195万円
  • 20年で100万円が384万円

時間がお金を生む複利運用のメリットはとても大きい

ただ単にお金を預けているだけで貯金が2倍にも3倍にもなるのが複利運用の仕組みですが、これは本当にバカになりません。

預けている期間の10年、20年は何もしなくていいのです。最初に100万円を預けておくだけで、貯金が2倍3倍になってしまうのです。

これは利子が利子を生む複利の仕組みを利用した資産運用の方法です。
この複利運用についてもう少し詳しく説明しているのはこちらのページです。
ケタ違いの利息が生じる複利運用の仕組み

老後貯金は、いますぐはじめるべき事は分かったと思いますが、中には定期預金するお金が無いとか、そもそも貯金に回すほど余裕が無くて、いまの生活をするだけでも精一杯という人もいるでしょう。

収入が少なくて貯金がなかなか出来ない人でも、できる方法があります。
まったく貯金が無い人でも、毎月少しずつお金を積み立てることで、老後貯金を準備することが可能です。

このページに具体的な方法があります。
老後貯金を貯める一番簡単な方法